2017年1月28日

”亀年”のようなスローペース

 アナログな設備のブルワリーなので、
 夏と冬で同じ条件で仕込むことが難しいのですが、
 そのアナログさのおかげで冬にしかできない仕込みもたくさんあります。
 
 野生酵母のビールや、ハイアルコールのビールは、
 細かい温度調節ができない私たちのブルワリーでは冬向きの仕込みで、
 毎回どうやって仕込もうかと妄想を重ねています。
 
 この日の仕込みは、あえて一言でいうなら”自然な発酵”のビールです。

 満月の夜に仕込むと、きっと引力の関係でよいのではないかと考えて臨んだのですが、
 マッシングの途中でハプニングがあり長時間の仕込みになってしまいました。
 何事もイメージトレーニングと、慎重にやることが大事です。

 できた麦汁もイメージしたものとは違いましたが、発酵の方は無事にしています。


 最近、本当にビールづくりは難しいと思うようなことがたくさんあります。
 いつも簡単と思っているわけでも、完璧にできているわけでもないのですが、
 自分たちの小さい規模で野生酵母のビールをつくり始めること、の大変さも予想以上でした。
  それでもやりたいことを諦めるわけにはいかないので、
 ちょっとずつ軌道修正しながら半歩ずつ進んでいこう!という感じです。

  今年の冬もあと少し。
 新しいビールのお知らせもあるので書きますね!
 どうぞお楽しみに…