2020年7月1日

麦の脱穀が終わりました

先週、全部の麦の脱穀を無事に終えました。

同じ矢那に昔のやり方で米作りと田んぼの学校をされている前田さんという方に、
脱穀の道具を借りたりやり方を教えていただき大変お世話になりました。
麦の粒になるところまで、本当にどの工程も楽しく、とてもいい経験になりました。

来年もやりたいなぁと思っています。

              ♪     ♪    ♪

最初に足ふみ脱穀機で麦わらから麦の穂・粒を取り除きます。
足ふみ脱穀機、初めて見て使いました。思ったほど大きくなく、見た目もすごくかわいい。なのにすごく働き者です。千歯こきも試させていただきましたが、足ふみはあっという間に麦を脱穀してくれました。


脱穀するとこんな感じになります。


この時点で穂から外れて粒になっているのと、穂のままのものがあるので、
ゴム手袋で手をこすり合わせながら粒を外していきます。
この作業が南部小麦は穂離れが悪く、ちょっと根気がいるところです。
でもおしゃべりしながら楽しくやればなんのその。


最後に細かくなった麦をもみと粒に分けるため、唐箕にかけます。
もちろん唐箕も初めてです。
ハンドルを回して風を送り、軽いもみと重たい粒を分けていく、シンプルな構造ですがしっかり仕分けをしてくれました。
唐箕には”昭和18年”と持ち主の名前が入っていました。
すごく古いのに、現役。それに小さな子でもハンドルを回したりして楽しく作業ができます。
量にもよりますが、全然ガソリンを使ったり電気を使う機械はいらないな。と思いました。

 南部小麦5Kg、農林61号15Kgの収穫になりました。パチパチ~☆
 ビールにすると、ウィートを5回くらい作れるくらいです。 




  こちらが出来た南部小麦。
 まだもみから外れ切っていないものがあるので、1粒1粒外します。これを挽いてみると。。。
 
 少しまだ水分が多いのかもしれませんが、
 きちんと粉とふすまになりました。 

 近くの農協で水分を測ってもらえるそうです
 …が、ひとまず冷蔵庫で保管することにしました。
穀物は保管も難しいので近いうちに行きたいな。

とりあえずパンにしていただきました。
南部小麦は思ったより黄色を帯びている気がしました。
お世話になった前田さんに少しお裾分けです。