2021年3月16日

お客さんとの立ち話

先日ボトルショップに来たドイツ人のお客さんが、レントというキリスト教徒の断食のお話をしてくださいました。

断食する修行僧はイースターまでの日曜日を除く40日の間、荒野で修業したキリストのことを思って自己を改めて瞑想にふけり、断食をするそうです。レントの期間は液体のパンとして、ビールが貴重な栄養源になります。
 後から調べてみると、断食といっても夕方から食べていいとか決まりが色々あるようで、今は昔ほど厳しく行われないようでした。それでも十分長い修行期間ですが…。

その風習からドイツではこの時期に、色のついたアルコール高めのシュタークビア(ストロングビア)というビールを飲むそうです。ボックというスタイルと似ているけど、また違うもののようでした。その方はマルチナを飲んでシュタークビアを思い出してくれたそうです。

 なかなか断食はできませんが、文化の違いやビールの存在がもっと身近であることがわかり面白いなぁと思います。