2019年11月15日

ビエール・ド・ギャルドとビエール・ド・ミエル

 あっという間の11月も後半…今のところ暖かい日が多いです。
 お昼間は半袖でも過ごせるくらい。夜は少しずつ寒くなってきて、空気も澄んできました。
 
 秋は読書や行楽なども楽しいし、食べ物もおいしいので大好きです。
 最近食べた美味しいものといえば…

 君津の市宿というところで毎週木曜日だけパンをつくっている日日(にちにち)さん。
 富津の山でつくられるチーズ、らくとさん。
 直売所にある原木のしいたけ、カリフラワー、キャベツ、いつもより少し小さい大根。
 さんまも秋鮭もやっぱり美味しい。
 
 寒くなると自然と本が読みたくなったり、お鍋が食べたくなったり、落ち着いた色合いのものが着たくなったりするので不思議です。
 

 ブログを書くのが遅くなってしまいましたが、
 秋の野生酵母のビール、ビエール・ド・ギャルドとビエール・ド・ミエルという2種類のビールができました。



 ♪ ビエール・ド・ギャルド … 農家さんが春に仕込んで冬に飲む〝保存ビール”をイメージして、3月に仕込みました。少し濃い金色、長く瓶内熟成していて野生酵母の酸味が少しワインのように感じられます。 (6.5%)

 ♪ ビエール・ド・ミエル … 木更津のハチミツを10%ほど使用した、ハチミツビールで
す。 ハチミツは発酵してしまうため味わいはとてもドライで華やか、酵母の酸味があります。香りにほのかにはちみつを感じる、明るい金色のビールです。 (6.5%) 

 
  使ったのは80歳過ぎたおじいさんがつくっている、”しおちゃんのはちみつ”です。
 いつもスプーンが入らないくらい全体が結晶していて使うとき固いんです(笑)。この瓶は下半分くらい結晶していて、ざらっとしています。味は酸味が少なく、しっかりと濃い百花蜜です。ラベルに書いてある言葉が素敵なのでちょっとご紹介します。


  
 〈天然国産はちみつ〉はミツバチと共に生活する養蜂業者が、山野の花から採取したはちみつを全く人の手を加えることなく採蜜花名を明らかにして消費者のみなさまにご賞味いただくための天然産品であることの印です。 はちみつは結晶することがありますが、結晶ははちみつの特性であって何ら心配はありません。そのまま湯煎してお召し上がりください。


 丘を越えるとはちみつの味が変わる、と聞いたことがありますが、地ビールならぬ地はちみつみたい。
 酵母と一緒で不思議なものだなぁと思います。 




   

野菜やはちみつ、パンやチーズをつくる人と、その対象のなかの不思議なものとの共同作業のようなことが上手くいくと、美味しさとして食べる人までつながっていくのかもしれないなぁ。美味しいおいしい。ってよく言ってしまうのですがどういうことなのか、たまに考えます。  考えると余計にわからなくなってしまうのですが…。

 今週は新しいバッチのブレッタ - テーブルビア、エクストラなど8種類のラインナップです。
 どうぞお気軽にお立ち寄りください。